黒にんにくが喘息の予防や改善にも良い理由
比較的年齢を重ねられた世代の方に「喘息」の印象について話して頂くと、「昔、栄養状態が悪かった人がなった病気だな・・・」と話さる事も多いと思います。
ひと昔前では多く、現在では減少した病気なのですが、確実に今でも悩まれている方は居られます。
喘息は何故発症してしまう?
喘息とは空気が通る場所である気管支が炎症を起こすことによって気道が狭くなり、呼吸が苦しくなる症状を言います。
原因は一つではありませんが、その多くはアレルギー反応によるものだと言われ、現代人がまさにかかりやすくなっている病気です。
アレルギーの原因もカビやダニが多いのですが、その他喫煙や過労、刺激性食品の摂り過ぎも考えられます。
ご存知無い方も多いのが現状のようですが、にんにくは痰を取り除いて喘息の症状を抑えてくれる効果があると言われています。
実際に日本だけではなく、アメリカやポーランドでもにんにくエキスを使って子供の気管支炎の治療をおこなっているという報告があります。
また、古代エジプトでは健康のためににんにくをよく食べていたそうですが、特に喘息の症状を緩和するために食べていたという記録もあるそうです。
どうして喘息の治療ににんにくが有効なのかというと、気管支を拡張する薬とにんにくには同じ成分が含まれているからなのです。
気管支の炎症を抑えるたり、気管支を拡張させる薬には、ステロイド剤や交感神経刺激物質を使います。
実は、にんにくはゆでたりすりつぶしたりして食することで、交感神経を刺激することがわかっています。
この交感神経刺激という共通の方法で、喘息の症状を緩和するのです。
また、にんにくは一般的に滋養強壮の薬として知られており、体力が落ちている時などに飲むと元気が回復するとされています。
そこで喘息で悩んでいる人に試していただきたいのが黒にんにくです。
もちろん、すでに申し上げたとおり、通常のにんにくでも十分に効果が期待できるのですが、
さらなる効果を求めるには黒にんにくがオススメです。
黒にんにくは善玉に良い?
黒にんにくは、通常のにんにくを長時間かけて発酵・熟成させたもので、通常の生のにんにくよりもほぼ全ての成分がパワーアップしているのです。
現在では、多くのメーカーから簡単に黒にんにくを摂れるように、サプリメントになって販売されていますから、一度ネットなどで調べてみると良いでしょう。
中には高麗人参エキスがプラスされたものなどもあり、人気が高いものもあります。
デメリットについては「黒にんにくのデメリットについて」を参考にして頂けると幸いです。