過酸化水素でホワイトニング?実際の所
過酸化水素の強力さは、「漂白剤」とも呼ばれ、最近では、歯の「ホワイトニング」にも利用されて、髪の「ブリーチ」にも利用されている位です。
ただ、「危険物の規制に関する法令」の「消防法」から「危険物第6種」に指定されている位ですので、私達素人の扱える範疇を超えているとも言えます。
過酸化水素の主な用途
実際に食品に過酸化水素が使用する事は在り得ませんが、歯の「ホワイトニング」「特定の食器用洗剤」「パイプクリーナー」「漂白剤(酸素系)」等に使用される事が多いので、絶対に口の中に入らないと断言する事は出来ません。
もちろん「ホワイトニング」は、「医療行為」すので、受診するに当たっての注意点等を守っている範囲であれば、問題は有りません。
自宅ホワイトニングの怖さ
歯科でホワイトニングを受診した場合、歯の状態によっては、出来ない場合も有ります
自宅ホワイトニングが危険視されているのは、本来ならばホワイトニングが出来ない歯の状態なのにも関わらず、行ってしまう方が居られるからです。
歯に小さな亀裂や表面の削れ、虫歯や歯周病等が有る場合、過酸化水素がその部分に浸透してしまい、歯の表面、傷部分から歯が脆くなってしまう可能性は有ります。
特に海外製のホワイトニング剤は日本よりも強力な物が多く、「強い酸」が配合されている場合も有り、歯への負担も大きくなりますので、注意が必要です。
皮膚に過酸化水素が付いた場合
「漂白剤」に近いので、「歯」以外に付着してしまった場合、歯茎や舌、皮膚が白く脱色してしまう場合も有ります。
皮膚は再生しますので脱色は時間と共に治りますが、皮膚炎を発症してしまう方も居られます。
ホワイトニングと過酸化水素
日本ではそこまで定着していませんが、世界を規準として場合、「歯並び」「歯の綺麗さ」は、「生活水準」「人となり」「社会的価値」を判断する材料の一つとされて来ました。
海外のドラマや映画では、「歯並び矯正」の器具を付けたキャラクターが出て来るのはその為で、グローバル化した現在では、日本であっても常識の一つになると思います。
ホワイトニングの成功
過酸化水素を主に使用しますが、体質や状況によっては、「痛み」を伴う場合も有りますし、一度行ったからと言って、ホワイトニングが永久に持続する訳でも有りません。
現在の技術力では、持続期間は、長くても1年程度だと言われています。