赤色105号の危険性は?原料について
赤色105号は遺伝子に影響が出てしまう可能性が有るとして危険性が指摘されて来ていましたが、日本国内の度重なる検査の上で、現在では安全だと判断され使用されています。
ですが、食品に使用する場合の使用量に関しては厳しく定められています。
耐熱性が高い事とタンパク質への安定率の高さ等が特徴として挙げられていて、お菓子や漬物、麺類全般等、非常に様々な食品に使用されているのが特徴です。
アルコールや水に溶けやすいのですが、直射日光や酸性の物には弱いので、当てはまる食品に使用される事は有りません。
現在では、日本国内でのみ使用されていると言っても過言では無い合成着色料です。
赤色105号の原料について
昔は原料にタールを使用していましたので、「タール色素」に分類されています。
タール色素に分類されますが、石油製品の色素です。
石油製品と言う単語を見ただけで拒否反応を示す方も居られますが、「毒性」「発がん性」「変異原性」等の試験を経て危険性等の規準をクリアした上で食品への使用を許可されています。
ローズベンガルと記載されている事も有りますが同じです。
危険性について
赤色105号はラットを使用した実験の中で、「肝臓」と「甲状腺」に異常が出たと報告されていて、「慢性毒性」が有ると指摘されています。
赤色105号自体は1948年(昭和23年)に食品添加物に指定されています。
非常に様々な食品に使用されて来て、かつ歴史も長いのですが、その危険性について事件が起きてしまったと言う情報は、私の知る限り有りません。
もちろん、もっと長い時代、世代等を考えた場合の危険性等は、専門家や研究者でも分からないと言うのが正直な所だと思います。
大切な事は、赤色105号等の食品添加物ばかり気にしてしまう方が危険だと言う事です。
食品添加物自体を気にしてしまうよりは、食品添加物が使用されているような「加工品」「冷凍食品」「コンビニ食」「お惣菜」を食事の中心にしてしまっている事の方が危険です。
赤色105号の慢性毒性について
慢性毒性は基本的に、長期間に渡るラットを使用した実験を行い、様々なラットの変化を基に人間への影響を測ると言った実験です。
期間的には6ヶ月(半年以上)は継続して投与し続けます。
そう言った意味合いでは、「農薬」は慢性毒性の代表格とも考えられますし、空気汚染や土壌汚染、水質汚染等も心配と言えば心配ですね。
ちなみに、私は気にしませんが、気になるのも無理は無いと思います。
気になるようでしたら注意して摂取量を減らすように意識する事によって、健康被害等を起こしてしまう可能性を、大幅に下げる事が可能だと思います。
もし宜しければ、「赤色104号の原料から見た着色料」の記事も参考にしてみて下さい。