赤色104号の原料から見た着色料
赤色104号と言う名称ですが、食紅のように「赤」くすると言うよりは「桜」色にする目的で使用される事が多いです。
もちろん、大量に使用すれば「ショッキングピンク」位のハッキリとした色合いを出す事も可能です。
春の洋菓子や和菓子に使用される事が多く、チラシ寿司に使用される事が多い「桜でんぶ」やかまぼこに使用される事でも有名です。
直射日光や酸等で変質し易いですが、タンパク質への定着が良いです。
赤色104号の原料について
「フロキシン」と呼ばれる時も有る「タール色素」です。
タール色素全般に言える事ですが、過去にタールを使用していた名残りでしか有りませんので、原料にタールは使用していません。
赤色104号の原料は「石油」で、「細菌」を使用した実験において「細菌」の遺伝子が突然変異を起こした経緯が有り、「私達人間の遺伝子に何かしらの影響を与えるのでは?」と言った意見も有りますが、憶測の域を達していません。
私達人間のライフサイクルや肝臓、腎臓は細菌とは大きく異なりますし、厚生労働省が使用量の制限もしています。
原料よりも大切な事
赤色104号を細菌に使用した場合、遺伝子に影響を及ぼす可能性が有ると言う意見も有り、発がん性が有ると言う情報が有ります。
もちろん、それを長期間に渡って大量に摂取した場合は、遺伝子や発がん性が出てくるかも知れません。
原料や僅かな危険性等を知っておけば、一生涯における摂取量は格段に下げる事は可能だと思います。
これは個人の判断にもよるかも知れませんが、そこまで過敏に反応するべき食品添加物では無いとは思っています。
発がん性においてでしたら、フライドポテトやコロッケ、ポテトチップスには「アクリルアミド」と呼ばれる発がん性の確認されている成分が含まれています。
それに、大豆には大豆イソフラボンが含まれていますので、大量摂取してしまうと発がん性の危険性が上がります。
ほうれん草を長期間に渡り、大量に摂取してしまった場合、「結石」が出来てしまう可能性も有ります。
「では、何を食べたら良いの?」そう不安になると思いますが、その必要は有りません。
趣味趣向等も有りますし、職業や環境によっては難しいかも知れませんが、毎日お肉だけでも問題が有りますし、魚だけ、野菜だけでも問題が有ります。
赤色104号等の食品添加物よりも大切な事は、バランス良く食べる事です。
もし宜しければ、「赤色102号の食品への安全性と真実は?」の記事も参考にしてみて下さい。