会食恐怖にワイパックスが処方される目的は?
ワイパックスは軽度の会食恐怖に処方される事が多いと思います。
社会不安障害だけでは無く、精神的なトラブルやストレス等が原因での身体の不調に処方される事が多いです。
また、原因によりますが、肩こりや冷え、月経異常や偏頭痛等、特に女性にとっては助かる効果が期待出来る薬です。
身体への負担が小さいですが、漢方薬よりも効果等はしっかりと効くと言った感じです。
会食恐怖へ処方される理由
緊張した脳の神経を弛緩する働きが有ります。
既にご存知だと思いますが、会食恐怖は「不安神経症」とも呼ばれていて、過去の嫌な思い出や経験、コンプレックス等が原因です。
ワイパックスには、脳が強い不安状態に陥った時に分泌される物質とは、真逆の物質の生成を活性化させる働きが有ります。
その事によって不安感を和らげるのが目的です。
ワイパックスの注意点
精神的な病の治療全般に言える事なのかも知れませんが、処方された薬を飲む事によって治療出来ると言う事は有りません。
また、「依存し易い」と言う点も注意しなくては成りません。
具体的な例を挙げさせて頂きますと、
◯ 一回分飲み忘れてしまっただけで処方前よりも症状が重く感じる
ワイパックスは症状を抑える働きが有るだけですので、飲まない事によって会食恐怖が悪化すると言う事は考えにくいです。
次回、通常の倍飲んでしまったり、あまり神経質にならないようにして下さいね。
◯ 毎日同じ量を服用すると効かなくなって来たような気がする
確かに、沢山有る薬の中には、継続して服用すると同じ量では効かなくなってしまったりする場合も有ります。
有名な所で言うと「下剤」ですね。
その医師の考え方によりますが、ワイパックス等の精神に関係する薬の場合は、増薬はあまりしません。
薬自体を変更してしまうか、1〜2週間だけ僅かに減らします。
僅かに減らしている期間は、精神的に不安になってしまうかも知れませんが、その停滞期を乗り越える事によって減らす前の処方量でも十分に効くようになります。
ワイパックスの副作用
冒頭でも少しだけ触れさせて頂きましたが、不安やストレス、緊張を抑える働きが有る薬ですので、体質によっては俗に言う「ハイ(high)」な状態になってしまう場合や、逆に不安感が強くなってしまう場合も有ります。
大切なのは、細かな変化に対して都度、不安を覚える必要は無く、安心して医師に相談して頂きたいと言う事ですね。
特にワイパックスは安全性が高く、副作用等の危険性が低いのが特徴の一つとも言えますからね。
◯ 集中力の低下や眠気
◯ 倦怠感や軽い睡眠障害
◯ 不安感や軽い震え