マイソリンの副作用について|本態性振戦への処方の際に
マイソリンは現在では、「プリミドン」と言う名称で処方されている事が多いですね。
医師歴が長い方は習慣的に「マイソリン」と呼ぶ場合が有るかも知れませんが、同じ物です。
最近では「てんかん」の発作を治療する目的で処方される事が多く、本態性振戦に処方される事は少なくなって来ていると言われています。
マイソリンの注意点
マイソリンは一般的な薬よりも、他の薬に影響を与えたり、影響されやすい性質が有ります。
ですので、医師への相談無しに他の薬と併用してしまうのは非常に危険です。
効き過ぎてしまったり、効かなくなってしまう事が有りますし、併用する薬によっては、想像も出来ないような症状が現れてしまう事も少なく有りません。
また、独自の判断で勝手にマイソリンの服薬を中止してしまう方も居られますが、危険ですので、絶対にやめて下さいね。
逆に、本態性振戦で悩むあまりに独断で量を増やしたり減らしたりする事も非常に危険です。
女性は特に注意が必要です。
本態性振戦は精神的な物も大きく関係してしまいますので、マイソリンを処方された場合は、比較的長期的に服薬する事が多いと思います。
長期的に飲む事が怖いのは、「依存」と「骨をもろくする」副作用です。
特に女性は閉経期頃に本態性振戦を発症してしまう場合が多く、骨粗鬆症性(こつそしょうしょう)と重なってしまいがちなので注意が必要です。
マイソリンの副作用について
◯ 発熱
◯ 倦怠感
◯ 脈拍の異常
◯ 嘔吐感や嘔吐
◯ 原因不明の痛み
◯ 動悸や息切れ
◯ 皮膚の痒みやめくれ
◯ 皮膚の異常(水ぶくれ・ただれ等)
◯ 肌に赤い湿疹等が出る
◯ 口内や喉等の粘膜の異常
◯ 目の充血
重度の副作用
本態性振戦等の治療を目的として医師にマイソリンを処方され、用法用量を守っているのであれば問題は有りませんが、体質の変化や医師への相談無しで他の薬と併用されている場合です。
◯ 再生不良性貧血
あまり聞き慣れない貧血だと思いますが、骨髄の働きが低下してしまい、血液を作り出す事が出来なくなってしまう事によって引き起こされてしまう貧血です。
この病気の怖さは、血液が作り出す事が出来なくなる事だけでは無く、骨髄自体が変化してしまい、脂肪細胞に変化しまう事です。
◯ 重度の皮膚異常
軽度の場合は皮膚の痒みや発疹位で済みますが、重症化してしまった場合、皮膚のただれや水ぶくれ等が起きてしまい、最悪の場合、皮膚が剥がれてしまいます。
もし宜しければ、「本態性振戦はノニタスプラムで改善するのか?徹底検証」の記事もご覧頂けると幸いです。