振戦が起こると甲状腺機能亢進症の疑いが有る?
甲状腺機能亢進症は「バセドウ病」とも呼ばれていて、甲状腺ホルモンが過剰に生成してしまっている事が大きな原因と言われている病気です。
一般的な振戦よりも細かな震えが特徴の一つです。
● 通常とは異なる汗
● エネルギー消費量の増加による体重の減少や食事量の増加、疲労感
● 通常では考えられない喉の乾きと大量の尿
● 精神的なイライラや漠然とした不安、鬱等
● 抜け毛
● 多少ですが、眼球がせり出した状態になる。
● 「頻脈」と言える脈拍の異常や動悸、めまい
● 高血糖
● 温度調整が出来なくなる
● 軟便や下痢
● 嘔吐感や嘔吐
● 性欲の減退
等も見られる場合が有ります。
振戦が起きる理由
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう事が原因で交感神経が緊張した状態になってしまい、代謝機能が刺激されてしまいます。
その事によって、何もしていない状態でも震えが出てしまうと言う事ですね。
甲状腺機能亢進症だと診断される規準
● 身体全身の筋肉の動きを触診で診察する
● 眼球のせり出し具合を確認する
● 血液検査結果
薬物治療や手術によって治療される事が一般的で、放置してしまうと骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を併発してしまう可能性も有りますので、出来るだけ早い治療が望ましいですね。
また、悪寒が出てしまう場合に「振戦と悪寒が出た場合は何を疑うべき?」の記事を参考にして頂けると幸いです。